最近のハンドメイド作家の技術

 何十年もビーズをやって来ました

以前はビーズを作る方は 有閑マダムというか、お子さんを学校へ送り出した後に

皆さん ママ達で集まって おしゃれなtea cupにお紅茶、ケーキなど持ち寄り

皆で話しながら スワロフスキーパーツやチェコビーズを使って テグス編みで複雑なお花

モチーフを作ったり 9ピンで繋いだり メガネ留めの技術でアーティステックワイヤーで

天然石や淡水パールを繋いだりと そんな凝った作品を時間と手間を惜しまずに作っていま

した

皆さん 普通の主婦でも 技術とセンスが本当に素晴らしかった

これは娘が小学校の頃で ちょうど2007年位の頃で 東京 ビーズの聖地 浅草橋でも

沢山の資材店がOPENしていた頃でした


ところが 何年か経つと ビーズブームは衰退 浅草橋の沢山あったお店は衰退したものの

また何年かすると ハンドメイドを販売するというブームが起こり その頃から少しづつ

おかしくなって来たような気がします

以前のように余裕がある主婦の方ではなく 利益重視で お子さんがまだ幼稚園なのにも関

わらず ハンドメイドをやり出し 技術も習う事なく 自己流で全てが適当であり合わせの

金具を使い作って行く方が増えた結果 大きな金具が悪目立ちするような作品が増えたよう

な気がします

大きな金具は技術がなくても通しやすいので。。

この金具をこんな所に??

どうしてこのワイヤー先は鋭利で危ないのにこのままにしておくの?というような

あり得ないような販売写真をよく見るようになりました

酷い物になると 四角い物を留める リング台座に△の天然石を無理やり留めて販売な

どや、、高さの低い天然石を無理やり石座につけた結果 昆虫の長い足が石をハグしている

ような おかしな・・・見た目が悪い爪の物もよく見かけます

大体 そのような物を作る方は 言葉使いも荒く 自分の事をワイとか・・~っす!とか

そうでなくても 美意識が低い方が沢山 ハンドメイドに参入して来ているように感じます

老舗資材店の方も 何故こんな物が?という物が売れていると 驚きを隠せない様子

日本人の 美意識と器用さが 年齢が下がるにつれて 損なわれているのを

ハッキリと感じている今日この頃です

そういう私は50代 後半であります。。

幸い この年代に近い方は 美意識が高いようで シンプルな物を求めて

うちのお店に来てくれます ホッとします。。

この年代の方はごちゃごちゃしたデザインが嫌いだと言う声も聴きます

私も カオスなデザインは苦手なので 作れません笑